12月にクリスマスに向けて単発レッスンを開催しました。
クリスマスレッスンのメニューは「きらめくクグロフ」に決定。
クグロフはフランスのアルザス地方の郷土スイーツとしても知られていますが、アルザス地方のクグロフはパン生地のスイーツです。
私が作ったメニューは、クグロフと呼ばれる型を使って焼いたパウンドケーキです。
ドイツでお馴染みのある材料を加えてレシピを作ったところ、ほっぺが落ちそうなほどの出来栄えのレシピができました。材料はドイツからの輸入品で、製菓店でも調達できる材料で作ったのですが、とても美味しくできた自信作でした。
「クリスマスのレッスンにピッタリ!」と思い、テキストを作成し始めたところ、作成している内に問題点が浮かび上がってきたのです。
問題点は以下です。
- オンラインレッスンの生徒様は、ご自身で材料を揃えるため、製菓店でしか買えない材料を用意することになり作りづらくはないか?
- 単発レッスンでは、コース生以外の方も利用されるため、スーパーで簡単に調達できて作れるケーキの方が喜ばれるのではないか?
自宅対面レッスンで訪問してくださる生徒様には、こちらで材料をすべて用意して作るため、問題なく自信作の美味しいレシピで作ることができます。
ですが、オンラインレッスンの生徒様は、自分で材料を購入する必要があるため、製菓店でしか買えない材料があるなら、手間をかけることにもなります。
そして、コース生以外の単発の生徒様は、クリスマスのためのお菓子作りを習いたいので、身近な材料で作ったほうが喜ばれるのではないかと考えました。
そこで私は、
- 材料がシンプルで作りやすさを一番に考えたレシピ
- 製菓店でなくても調達できるレシピ
- 味の良さを一番に考えたレシピ
まで、3段階に分け、3種類のレシピを作りました。
3種類のレシピをテキストに加えて作成し、オンラインの生徒さんには当日好きなレシピを選んで作っていただくようにしたのです。
結果として、「味の良さを一番に考えたレシピ」が生徒様から最も好まれました!
生徒様からレッスン後に「何度も何度も作った」とのメッセージがあり、
- プレゼントしたら好評でとても喜んでもらえました!
- なんて美味しいレシピなんでしょう!
- もう5台も焼いています!
- 明日も作ります!
など感激の声をいただきました!
自分用のほか、大切な人へのプレゼントとして作って喜んでもらえたことは、とても嬉しく心が温まりました。
私の自信作である「味の良さを一番に考えたレシピ」を選んでいただけので、ネットの普及でお菓子の材料も簡単に手に入る時代では「美味しいにこだわってもいいんだな」と感じることのできた経験でした。