ケーキ型15cmのレシピを18cmで作る場合の焼き時間はどうなりますか?

お菓子作りの注意点や失敗から学ぶコツ

「ケーキ型15cmのレシピを18cmのケーキ型で作る場合焼き時間はどうなりますか?」と体験レッスンを受講してくれる生徒様からよく質問されます。

実際のレシピのサイズよりも大きなサイズのケーキ型で作る場合、レシピと同じ分量で作るのではなく、まず分量を変更する必要があります。

なぜなら15cm型ではなく、18cm型で作る場合、15cmと同じ分量、同じ焼き時間で作ると焦げてしまったりと失敗するからです。

失敗しないためには、15cm型の分量を18cmのケーキ型の分量に変更するための計算をしてください。

丸型の18cmケーキ型の場合、15cmのレシピよりも分量は1.44倍増えます。

*レシピの型の大きさと手持ちの型の大きさが違う場合の計算式と数値は、以下の記事を参考にしてください。

関連記事→レシピとケーキの型のサイズが違う場合はどうすればいいですか?

そして、実際のケーキのレシピよりも大きなサイズのケーキを焼く場合、

「焼く温度を上げるのか?」

「焼き時間を延ばすのか?」

温度を上げるのか、時間を延ばすのかといった質問も同時に受けます。

15cmのケーキ型のレシピを18cm型の分量に変更して焼く場合、「焼く温度はレシピ通りの温度(焼く温度は上げない)で、焼き時間を延ばすが正解です。

実際のレシピの焼き時間から、時間を2分ぐらいずつ徐々に延ばして焼き上がりを確認してください。

綺麗な焼き上がりにするために大事なのは、オーブンを放置しないことです。必ず目で見て、ケーキの焼き具合を確認することがとても大切です。

焼き上がりの目安ですが、以下のような状態になれば、正しく焼けています。

・最大限膨らんでから少し縮んだ状態
・生地の真ん中を手の指の腹で軽く触った時に弾力で戻ってくる状態
・竹串をさして生地がついてこない状態
・型と生地の間に若干隙間ができる状態

まとめ
実際のレシピのサイズよりも大きなサイズのケーキ型で作る場合、焼く温度はレシピと同じ温度で、
焼き時間を2分間ずつ延ばし、焼き加減を目で確認しながら焼いてください。

大事なポイントはオーブンを放置しないことですよ。

レシピ通りの型や分量、焼き温度、焼き時間で焼いても綺麗に焼けないのは、あなたのオーブンでは温度と時間の調整が必要なのかもしれません。

あなたのオーブンに合った、焼き時間や焼き温度の調整方法も私の教室では教えています。ケーキ作りには、ちょっとしたコツが必要ですが、一人でお菓子作りをしていると、そのコツがなかなか掴めません。

お菓子教室「マリアンナ」では、お菓子を作る際のコツを生徒さまに教えていますし、オンライン教室も開催しています。

体験レッスンも行っていますので、ぜひ一度レッスンを受講してくださいね。