お菓子作りで使うバターは無塩バターじゃなく有塩バターじゃダメですか?

お菓子作りについて

「ケーキ作りでは、無塩バターじゃなくて有塩バターを使ってもいいですか?」と、体験レッスンを受講してくれる生徒様からよく質問されます。

 

結論から言うと レシピに無塩バターと書いているなら、有塩バターは使わないほうが無難です。

 

なぜかというと、有塩バターを使うと塩分の取り過ぎになってしまうからです。

 

無塩と有塩バターの違いですが、

◆無塩バターとは:製造工程で塩分を添加しないバター
◆有塩バターとは:製造工程で塩分を添加したバター

 

私のお菓子教室【まりあんな】のレッスンでは無塩バターを使い、塩は別途入れています。

 

よつ葉バターを使うことが多いのでよつ葉乳業さんのバターを例にしますと、有塩バターには100gあたり1.6%(1.6g)ほどの塩分が含まれています。

 

私のお教室のレシピを例にすると、

タルトを一台作るときに入れる『塩分』は大体0.2gほどです。
無塩バター(約100g)を使い、塩は別途0.2g加えています。

 

もし、タルトを作る際、無塩バターではなく有塩バターを使うと、

  1. 塩分を取りすぎる:『塩分』1.6gがバターに既に入っている状態になります。レシピの0.2gよりとても多い塩分が加わってしまいます。
  2. 生地が硬くなる:塩分には小麦粉のグルテンを強める作用もあるため、硬いタルト生地に仕上がってしまうこともあります。
  3. 味が変わる:メーカーによって有塩バターの塩分の量は異なるため、有塩バターで作ると、使うメーカーによって出来上がりの味が変わってしまいます。

3つのデメリットが生じます。

お菓子作りには、レシピ通りに無塩バターを使ってくださいね。

お菓子の本にバターと記載してある場合は、基本無塩バターのことなので、レシピ通りに無塩バターを使い、美味しいお菓子作りを楽しんでください。

余談ですが、よつ葉乳業(株)さんのよつ葉バターはバターの風味が豊かなので、ぜひ使ってみてください。スーパーで手軽に手に入りますし、バターが美味しいとお菓子も美味しくなりますよ。

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